「三国志演義」の赤壁の戦いでは、数十万の大軍を率いる曹操軍に対して劉備軍は城を捨て敗走します。
劉備軍が生き残る為には、呉の国に曹操に対して戦ってもらうしかありませんでした。
劉備軍の軍師、諸葛亮はまず呉の総司令である周瑜を説得することを考えます。
周瑜は曹操に降伏する考えでありましたが、諸葛亮が曹操が「二喬」を欲しがっていると、周瑜にわざと伝えます。「二喬」とは周瑜と呉の王、孫権の妻である姉妹のことだったのです。
それを聞いた周瑜は激怒、孫権に対し主戦論を主張し、決戦を決意させたのでした。
私のこれまでのPOGは散々なものでした。POG1年の1位指名「アドマイヤテンカ」(ブエナビスタの兄)は調教中に骨折で予後不良、2年目の1位指名「サトノサーガ」(兄シンボリクリスエス)は新馬戦期間中にデビューしていません。しかし今年は違います!曹操は、赤壁の戦いで敗れて「二喬」を得ることは出来ませんでしたが私は「二教」と得ることに成功しました。その1強はこの「POG MASTER」で、もう1つはPOGの名軍師「柿谷陽介」と一緒の職場になったことです。
去年の6月に社台フェームに1歳馬を見に行ったときに柿谷さんに全頭のDVDを見てもらいました。
その時のお勧めは以下の通り
◎ ペンテシレイア 父ネオユニヴァース 募集金額1400万円
ペンテシレイアの全兄はロジユニヴァース。柿谷さんがDVDを見た時はもちろんロジユニヴァースはデビューしていません。母は無名、それどころかロジユニヴァースは北海道競馬でデビューする予定だったくらいですから。
ネオユニヴァースにしては筋肉の浮き上がったしっかりした馬体。動きは緩いぐらい柔らかいが、トレーニングで筋肉にビッと力が付けば楽しみ。(柿谷1歳時コメント)
◯ ジャポニズム 牡 父ネオユニヴァース 1月27日生まれ 募集金額4800万円
飛筋の動きに非凡なバネを感じる。ネオユニヴァース産駒らしく曲飛だがそれが短所とならず、むしろ長所になっている感。繁も柔らかいし、相当な魅力を感じる。(柿谷1歳時コメント)
サイレントメロディ 父シンボリクリスエス 募集金額5000万円
典型的なシンボリクリスエス産駒。馬格があって、体の造りに無理なところがない。クリスエス産駒にしてはトモが大きく、踏み込みもしっかりしている。(柿谷1歳時コメント)
アースツリー 父デュランダル 募集金額1600万円
トモ高で直飛気味の馬体は現状、少しバランスが取れてない印象も受けるが、なかなか筋力を感じるし、前脚がとにかく良く伸びる。前から見ていると肩甲骨の動きが気持ち悪い程。かなりのストライドの大きさが期待できる。(柿谷1歳時コメント)
ニュートリノ 父アグネスタキオン 募集金額1800万円
タキオン産駒らしく少し高めの首差しで、繁も若干立ち気味ではあるが、何より馬体のハリが良く健康的。動きもなかなか柔らかい。(柿谷1歳時コメント)
まず私は2008年度(〜2009年5月10まで)3歳馬の獲得賞金の高い馬から走る馬の傾向を掴むことにしました。
『POG MASTER』を使って獲得賞金2000万円以上の3歳馬を検索するには「産駒検索」画面の産馬年に「2006」、獲得賞金に「2000万円」を入力して検索ボタンを押します。
すると2008年度に賞金2000万円以上稼いだ馬が検索されますが126頭一覧が表示されます。
2008年度の3歳馬は7461頭いましたから予想以上にかなりの狭き門です。
この馬達の傾向を分析していけば傾向が掴めるはずです。
競走馬の誕生日別頭数を見る場合は賞金2000万円以上稼いだ馬を一覧に表示した状態で「誕生月別」タブを押します
○3月、4月生まれが一番多く6月生まれは1頭しかいません。又、7月以降生まれは1頭もいません。
誕生日を見て4月生まれまで馬を選ぶことが新馬戦、POGの1つ目の条件になりそうです。
「母年齢別」タブを押すと賞金2000万円以上稼いだ馬の母馬の年齢別に見ることが出来ます。
○母馬が15歳以上の場合、活躍馬が少ないことがわかります。
母馬が14歳以下で絞込みたいと思います。
次に活躍馬を「インブリード別」で見てみたいと思います。4×3(もしくは逆に3×4)となる配合は奇跡の血量(18.75%)などと言われますが本当なのでしょうか?
○奇跡の血量(4×3)の配合より4×4、4×5の配合馬の方が活躍していることがわかります。
現時点で一番活躍しているブエナビスタ、アンライバルドも伴に「Hail to Reason
4×5」ですね。
配合内容も新馬戦の検討材料に是非とも加えたいと思います。
上記条件で今年の2歳馬を検索してみましたが、まだ頭数が多く検索されてしまいました。ブエナビスタ(兄:アドマイヤオーラ)、アンライバルド(兄:フサイチコンコルド)のように活躍している兄弟馬、近親馬に賞金を稼いだ馬がいるか?さらに絞込みを行う必要がありそうです。
絞り込んだ結果、さらにコンスタントに兄弟、近親が走っている馬を選択しました。
メイショウホンマル(姉:カワカミプリンセス)など兄弟の成績にムラがある馬は除外しました。
今年こそ大勝利の予感がします。
「Hail to Reason 4×5」からのセレクト
セブンスコード(姉:リトルアマポーラ)
アラデヤの07(兄:マイネルスケルツィ)
ヴァイオレットラブの07(姉:コイウタ)
ナムラバーグマンの07(近親:テイエムオペラオー)
オーバルカットの07(近親:エアグルーヴ)
「Northern Dancer 4×4」からのセレクト
セイントセーラの07(兄:シルクフェイマス)
サクラメガの07(兄:サクラメガワンダー)
チアズダンサーの07(姉:チアズメッセージ)
ダイワファルコン(近親:ダイワメジャー)
フローラルハイネスの07(近親:ナリタトップロード)